イエメンを代表するコーヒー・モカマタリの魅力とは

2019/02/21 2019/03/28

モカとモカマタリとモカシダモの違いは？

芳醇で上品な味わいのコーヒーと言えば、モカマタリですよね。
しかし、モカマタリとよく似た名前のコーヒーが何種類か存在していますね。モカマタリとよく似たネーミングのコーヒー豆には、モカとモカシダモなどがあります。

モカとはイエメン共和国の都市の名であり、世界的にも有名なコーヒーの産地のひとつです。モカでコーヒーの栽培が始まったのは15世紀頃で、16世紀にはオスマン帝国に征服されていた時代もありましたが、17世紀なるとよりいっそうモカの取引が盛んになりました。
モカと言えば、酸味とほんのりとした甘味が特徴ですよね。

モカマタリは、イエメンの高山地帯で栽培されたコーヒー豆で、芳醇な味わいが魅力的です。この他にはハラーやシダモと名のつくコーヒーがありますが、いずれも栽培地の地名です。
一般的にモカはストレートよりもブレンドされたコーヒーが多いですが、モカマタリはストレートコーヒーとして飲む人が多いようです。

モカマタリのコーヒーをよりおいしく飲める焙煎方法が知りたい

同じコーヒー豆でも焙煎の度合いや淹れ方で味と香りに違いが出てきます。そういえば昔、「違いがわかる男」といったフレーズのコーヒーのCMがよく流れていましたね。
イエメンを代表するコーヒー・モカマタリをおいしく飲むには、どのような焙煎の仕方が適しているのでしょうか。コーヒーの種類によっては浅煎りのほうがおいしく飲めるものもありますが、モカマタリはやや中煎りがおすすめです。焙煎の仕方には浅煎り・中煎り・深煎りの3つに区分されていますが、焙煎の専門用語で言えば、ハイローストからシティロースト程度の焙煎が、モカマタリにはよく合います。

ハイローストよりもシティローストのほうがやや深煎りですが、いずれも中煎りのやや深めといった感じです。あまり深煎りにすると、モカマタリ特有の芳醇さが失われてしまい、苦みと渋みが強調されてしまいます。中煎りにすることで、モカマタリの香りとうまみがほどよく引き出されるのです。

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