コーヒー喫茶の定番メニュー・ウインナーコーヒーの魅力

2019/02/04 2019/03/29

ウインナーコーヒーの歴史が知りたい

コーヒーショップや喫茶店で定番のアレンジコーヒーと言えば、ウインナーコーヒーですよね。ウイナーコーヒーについてまったく知らない人は、「ホットコーヒーの中にウインナーソーセージが入っているの？」と思っている人もいるようです。

ウインナーコーヒーとは、オーストリアのウイーンで誕生したコーヒーのことを指しており、その歴史は17世紀後半頃にまでさかのぼります。この時代は、オーストラリアはハプスブルグ帝国と呼ばれており、後にフランス革命で断頭台の露となったフランス王妃マリー・アントワネットの母・マリア・テレジアはハプスブルグ家の君主として知られていますね。

わたしたちが、喫茶店でよく出されるウインナーコーヒーは、ホットコーヒーの上に濃密なホイップクリームがボリュームたっぷりのっています。オーストリアを旅行して、本場のウインナーコーヒーを飲みたいと思い、喫茶店で注文しようとしても、ウインナーコーヒーの名ではなく、現地の人々の間では、アインシュペンナーと呼ばれています。アインシュペンナーのことをウインナーコーヒーと呼んでいるのは、実は日本人だけです。

ウイーンの人々に愛飲されているウインナーコーヒーの種類

ウイーンの人々が愛飲しているコーヒーは、アインシュペンナー、メランジェ、フランツィスカーナー、ミルヒカフェーなどの種類があります。いずれも、ミルクをたっぷり使うのが特徴的で、メランジェは、エスプレッソと温めたミルクをブレンドして、さらにその上に泡立てたミルクがかかった飲み物のことを指します。フランツィスカーナーは、エスプレッソとミルクをブレンドして、その上にホイップクリームをのせたコーヒーです。ウイーンでは、アインシュペンナーよりもメランジェがもっともよく愛飲されているそうです。

わたしたち日本人は、ウイーン風のコーヒーという意味で、ウインナーコーヒーと呼んでいますが、ウイーンでは泡立てたミルクやホイップクリームをふんだんに使ったアレンジコーヒーの種類が豊富で、コーヒーをブラックで飲む人は少ないようです。

ウイーンで最初にコーヒー喫茶がオープンしたのは、1686年頃とされており、ウイーンがトルコ軍に攻撃された時に、ポーランド出身のコルシツキーという行商人が、支援群を呼び寄せてトルコ軍を撃破したごほうびに、コーヒー豆の入った袋をもらったことがきっかけでした。

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