インドネシアのマンデリンの歴史と美味しい飲み方

2019/02/22 2019/03/28

インドネシアでコーヒーが栽培されたのはいつから？

インドネシアでコーヒーの栽培が始まったのは17世紀後半のことで、そのきっかけとはオランダ軍がアラピカ種のコーヒー豆をジャワ島に持ち込んだことです。19世紀からは、とくにスマトラ島の西海岸側を中心にコーヒー栽培が盛んに行われるようになりました。
その時代には世界有数のコーヒーの名産地として名を馳になりましたが、20世紀中盤には第二次太平洋戦争の勃発により、多くのコーヒー農園にダメージを受けてしまいました。

その後、インドネシアでは独立運動が盛んになり、徐々にコーヒー豆の生産量が増加して、今ではインドネシアと言えばすぐにマンデリンの名が出てくるほど、有名になりました。
インドネシアにはマンデリンの他にも、もうひとつ世界的にも有名なコーヒーがあります。その名をトラジャと言い、ある島の地名がそのままコーヒーの名前となりました。

インドネシア産のコーヒーが美味と称賛される理由とは？

インドネシアと言えば、香辛料をふんだんに使った料理のイメージが定着していますが、インドネシアを代表する飲み物はやはりコーヒーですね。なぜインドネシアが世界有数のコーヒーの名産地となったのか、それはインドネシアの自然環境にあります。

インドネシアには火山があるため大規模な地震が頻繁に発生しますが、コーヒー作りに適した土壌に恵まれています。気温と湿度との関係から、コーヒー栽培に適しており、とくに山岳地帯では品質の良いコーヒー豆が収穫できるのです。
インドネシア産のマンデリンは、コーヒー豆の等級のランクが5つに区分されており、コーヒー豆300gあたりの欠点数によってランクが決まります。

世界でもっともコーヒー豆の生産量が多い国と言えばブラジル、2位がベトナム、そして3位にランクインするのがインドネシアです。インドネシアの1年間のコーヒー豆の生産量は約70トン、その中でもっとも生産量が多い地域はスマトラ島です。

スマトラ島と言えばマンドリンがあまりにも有名ですが、味の特徴はやや苦めで濃厚なコクがあります。コーヒーには必ずミルクを入れて飲む人には、とくにマンデリンがおすすめです。ミルクを入れて飲むことで独特の苦みか軽減され、まろやかな味わいが楽しめるのです。マンデリンをよりおいしく飲みたいなら、カプチーノやカフェ・オレなどのアレンジコーヒーがおすすめです。逆に苦めのコーヒーが好きな人には、マンデリンを深めの焙煎にしてエスプレッソで飲むのも良いですね。

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