コーヒーの歴史を知りたい

2019/02/04 2019/03/29

コーヒーが誕生したのはいつ頃？

わたしたちは、毎日朝食時にコーヒーを飲むこともあれば、お昼のランチにコーヒーを飲むこともあります。コーヒー豆の香りに癒やされてリラックスして、気分転換やストレス解消にも、1杯のコーヒーは貴重な存在です。ここでは、コーヒーがいつどの場所で誕生したのか、コーヒーの歴史とルーツについて迫ってみたいと思います。

コーヒー豆は、コーヒーノキと呼ばれるアカネ科の植物の種子のことを指しており、豆ではありません。コーヒー豆には、アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種などがありますが、わたしたちがふだん愛飲しているのは、アラビカ種のコーヒー豆が多く、原産地はエチオピアです。
ロブスタ種の原産地はコンゴやジャワ島で、とくに渋みとクロロゲン酸、カフェインの含有量が高いのが特徴的です。コーヒーノキは、9世紀のエチオピアで発見されたと伝えられています。エチオピアでは、古い時代からコーヒーノキの種子を食用としていましたが、その頃からコーヒーを愛飲していたというわけではありません。

コーヒーが愛飲されるようになったのは、13世紀からで、トルコやエジプトでは15世紀にはコーヒー豆の焙煎専用の器具が使われていたとも伝えられています。

コーヒーは世界中の人々にもっとも愛されている飲み物

わたしたちがよく知っている飲み物には、コーヒー以外にもビールやワイン、お酒、紅茶やハーブティーなどいろんな種類がありますが、その中でもコーヒーほど、世界中の多くの人に愛飲されている飲み物は他には見つからないと思います。コーヒー豆の品種によっても味と香りにはさまざまな違いがあり、同じ品種でも栽培地の気候や土壌、自然環境によっても変ります。

世界各国では、独自のコーヒーの飲み方があり、使用される器具にもさまざまな違いがあります。コーヒーにミルクがたっぷり入ったカフェ・オ・レの発祥地はフランスで、カフェインなどによる刺激を抑えるために、ミルクを入れて飲んでいたとも言われています。

同じヨーロッパの国々でも、ハンガリーでは大変珍しいエピソードがあります。ハンガリーでコーヒーが知られるようになったのは、16世紀後期の時代で、飲み物としてではなくスープとしてコーヒーが出されていたと伝えられています。

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