生産量が少なく希少価値が高い幻のコーヒー

2019/02/04 2019/04/01

コーヒー通の人なら1度は味わいたいゲイシャコーヒー

コーヒー通の人ならぜひ1度は味わってみたい!と思うコーヒーが、いくつかあります。その中のひとつが、ゲイシャと呼ばれるコーヒーです。世界的に有名なコーヒーには、産地がそのままコーヒーの銘柄として知られているものもありますが、ゲイシャとは産地ではなく、コーヒーの品種でゲイシャ種のことを指しています。

ゲイシャ種のコーヒーの原産地はエチオピアで、その後はコスタリカに渡ったとも伝えられています。ゲイシャ種のコーヒー豆は、アフリカの内陸部に位置するマラウィという国でおもに栽培・生産されています。高原地で年間を通して降水量が多く、涼しい気候でコーヒー栽培に適しています。酸味が少なくて、スッキリとした甘み、深いコクとフローラルな香りがゲイシャコーヒーの魅力です。

ゲイシャコーヒーは、パナナ共和国でも栽培されているので、マラウィのゲイシャコーヒーとパナマのゲイシャコーヒーを飲み比べてみてはいかがでしょうか。同じ種類のコーヒー豆でも、生産地が違うだけで土壌や気候、精製過程にもさまざまな違いがあるので、味わいや香りも違うはずです。

インドネシアのガヨマウンテンコーヒーの魅力

世界的にはあまり名の知られていないコーヒーですが、ガヨマウンテンはインドネシアのアチェ地方、ガヨと呼ばれる高地で栽培・収穫されたコーヒーのことを言います。コーヒー豆の品種はティピカ、またはカツーラで、毎年10月～2月頃に収穫されています。海外の数多くのコーヒー豆と比較しても、粒が大きいのが特徴で、コーヒー栽培のルーツは、17世紀末の時代にインドからコーヒー苗が持ち込まれたことから、栽培が始まったと言われています。

ガヨはコーヒー栽培に適した地であり、栽培・収穫量にも恵まれてはいましだか、イスラム教の影響により、長い間に渡り、近くの住民がこの地に入ることすらできず、ガヨマウンテンのコーヒーの存在すら、知らない人も多かったそうです。

1980年代に国際的な観光地としてその名を馳せるようになり、ガヨマウンテンの名が広く多くの人に知られるようになりました。有機農法による栽培で、雑味がなくて酸味が後を引くこともなく、香りの良さとまろやかな風味があり、高品質で幻のコーヒーとも呼ばれていますが、意外にも低価格なので、ぜひ1度味わってみてはいかがでしょうか。

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