コーヒー豆の三大原種の特徴が知りたい

2019/02/04 2019/03/29

アラビカ種のコーヒー豆の特徴は?

わたしたちがよく知っているコーヒー豆には、コロンビアやグアテマラ、マンダリン、ブルーマウンテンなどいろいろありますが、その中でもコーヒーの原種について大きく3種類に分けることができます。

アラビカ種・ロブスタ種・リブスタ種、これをコーヒー豆の三大原種と言い、世界中に存在するコーヒー豆のうち、全体のうち約7割程度、200種類以上はアラビカ種に属しています。エチオピアやハワイ、インド、中南米で栽培・生産されているコーヒーのほとんどがアラビカ種です。

アラビカ種のコーヒー豆の原産地は、エチオピアで、アラビカ種から派生した原種には、ブルボン種、ティピカ種などがあり、アラビカ種の特徴として、熱帯の高山地での栽培に適しており、酸味に優れていて、芳醇な香りがあります。しかし、気象条件による影響を受けやすく、病害虫や乾燥に弱いのが、アラビカ種のコーヒー豆の欠点ですが、コーヒー農園では丹精こめて作られており、品質管理に徹底していておいしいコーヒーが流通されています。

ロブスタ種とリベリカ種のコーヒー豆の特徴は?

アラビカ種とロブスタ種のコーヒー豆の形を比較すると、アラビカ種は楕円形で平たい感じですが、ロブスタ種は全体的に丸くて大粒です。ロブスタ種のコーヒー豆は、500～1000mの低地で栽培されており、年間の生産量は全体のうち30%程度です。

アラビカ種のコーヒー豆味が強く、ロブスタ種は苦みがやや強くて油分が多く含まれています。ロブスタ種の原産地は、アフリカ西海岸のコンゴで、カフェインの抽出量はロブスタ種のほうが多く、アラビカ種よりも病害虫に強く、たくさんの果実がついて、1本あたりのコーヒーノキに収穫される量がたくさんあります。

リベリカ種はアフリカ西海岸が原産地であり、おもに低地で栽培されており、その生産量は全体のうちわずか1%にも満たないほどです。リベリカ種のコーヒー豆が生産されているのは、リベリアやインドネシアなどの国で、豆の形は菱形に近い楕円形で、苦みの強い味が特徴的です。日本国内には、リベリカ種のコーヒー豆が輸入されることは少なく、香りや味はアラビカ種やロブスタ種には及びません。

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