メキシコの自然農法のコーヒーに注目！

2019/03/05 2019/03/05

オーガニックコーヒーと言えばメキシコ！マイルドな風味が魅力的

メキシコという国に対して、ふだんどのようなイメージがありますか？
メキシコと言えばリゾート地が多い・メキシコ独特の鮮やかな民族衣装・色黒の人が多い・乾燥地帯が多くて食用サボテンの栽培が盛ん、そんなイメージでしょうか。

実はメキシコが有機農法や森林農法が盛んな国だということは、意外に知られていないようです。メキシコについて、中には麻薬組織があり、治安が悪いのではと心配する人もいるかもしれませんね。

しかし、メキシコは思ったよりも安全で海外旅行でもひそかな人気を集めています。その理由は、メキシコならではのおいしいコーヒーが飲めること、そして自然環境が良いことにあります。

今やオーガニックコーヒーと言えばメキシコ産のコーヒーのことをイメージする人も多く、雑味がなくてマイルドな風味がメキシコのコーヒーの魅力です。
メキシコでコーヒー栽培がもっとも盛んな地域はタパチュラと呼ばれる場所です。
タパチュラはコーヒーの名産地で知られるグアテマラからも近い場所です。
山岳地帯で栽培されるコーヒーは格別に美味と言われていますが、メキシコのタパチュラ産のコーヒーもまさにその通りです。
自然環境に恵まれていることはもちろん、土壌が良いのでコーヒーの香ばしさも格別です。メキシコのコーヒーはナッツを思わせるようなほんのり甘いテイストが魅力的です。

今ではメキシコ経済を大きく支えるコーヒー産業

メキシコと言えば今では森林農法やオーガニックコーヒーがすっかり有名になりましたが、コーヒーの栽培が始まったのはいつのことでしょうか。
メキシコで初めてコーヒーの木が栽培されたのは1795年頃と言われており、その時代にはスペインに支配されていました。
メキシコ人が自らコーヒーの木を植えたのではなく、その頃侵入したスペイン人が1本のコーヒーの木を植えたことが、ルーツとも言われています。
メキシコはコーヒー栽培に適した気候条件が揃ってはいるものの、最初から順調にコーヒーが収穫されていたわけではありません。なぜなら、メキシコは昔から鉱物の採取によって国の経済を支えていたからです。

その後、メキシコでは20世紀前半に革命が勃発し、これをきっかけに国内の多くの農家でコーヒー豆の栽培が本格的に始まったのです。今ではメキシコの農業と言えばコーヒー栽培が代表格であり、自然環境の良いメキシコのコーヒーは世界的にもすっかり有名になりました。

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